日本人に宗教が無いのは不幸だと思う
多くの人は○○教徒です ではなく、なんとなくそうしてるって感じだと思う
戦前までは、儒教をベースにした武士道が基本理念だったと思う
だからそれで世間の心のバランスが取れてたと思う
ただ世界大戦に負けて、アメリカ型の考えに染めてきた結果、いま変なことになってると思う
考え方に筋がないというか、芯がないというか
まぁ一言でいうと、宗教がないってことなんだけど
国民の宗教がないことは、日本国民の多くが認めるところだと思う
宗教が無いから、
何故生きるのか とか、
何故仕事をするのか とか、
こういう場合にどうするか とか、
判断軸を自分で決めないといけない
これはかなり難しい
いろいろ試行錯誤して、いろいろ考えて、自分なりに何か芯を決めたとしても、
それに自信を持ち続けられるかというと、これまた難しい
結果的に、フラフラした判断軸になる
いろいろな宗教や文化の良いとこ取りと言えば、聞こえはいいが、それでは筋が通ってないことが多々出てくるから、宗教の意味がなくなってしまう
試行錯誤して、
人が幸せに生きる最良パターンを「パターン化」したものが宗教だと思う
それを数千年かけて、微調整して生き残っているのが、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、仏教、ヒンドゥー教などの諸所の宗教だと思う
個人の自由の尊重というと聞こえはいいが、
自由を突き詰めた結果、虚しさだけが残っている人が多いのがいまの日本の現状なのではないかと思った
そして、世界でも有数の優れた環境に住み、
多くのものを手に入れているにも関わらず、
不幸を感じている人が多いという
第二次世界大戦で失った一番大きなものは、宗教(考え方、判断軸)かもしれない